テキストエディタをMeryに
WindowsのエディタをMeryに変更した。 MeryいいよMery。
Mery
いくつかもろもろの理由があってWinで使っているテキストエディタをサクラエディタからMeryに変更した。
※Win10と高DPIの液晶のためボタンサイズがおかしい。私は気にしていない。どうせショートカットキーで操作するし。
メジャーな言語のハイライトはもちろん、プラグインやマクロもある。レジストリを汚さないし、諸々の機能を満たしている。
SE(私)が必要とする機能
SEとかプログラマが使うテキストエディタに欲しい機能を含め、Meryでは以下ができる。
- ソースコードのハイライト
- 行番号表示
- 正規表現による検索and置き換え
- アウトライン解析
- テキスト本文と特定ディレクトリ下ファイルへのgrep
- タブによる複数テキストファイル編集
- 編集中ファイルを引数としてコマンドの実行
- カーソルが当たっている文字のキャラクタコードがわかる
- カーソルの座標がわかる(何行目, 何文字目か)
- キーワード補完ができる
- 画面分割
- 印刷時に行番号とページフッター/ヘッダーにページ番号出力
- ブロック選択
どれも重要な機能。
たまにテキストエディタ論争で「メモ帳が最強」とか言ってるやつは流石にネタだとしか思えない。
Meryに行った設定
ショートカットの設定
いくつかのショートカットを追加。
ショートカットキー | 割り当てた動作 |
---|---|
Ctrl + w | タブ閉じ |
Ctrl + Shift + s | 名前をつけて保存 |
Ctrl + w
によるタブ閉じは、Excelとか各種Webブラウザでもよくある動作なので外せない。
Ctrl + Shift + s
も、既存のテキストファイルを別名として保存する際にもショートカットで欲しい。
後述の外部ツールにもショートカットは割り当てるけど、ひとまず標準の動作に対してはざっとこんなところだろうか。
外部ツールの登録
現在編集しているファイルが格納されているフォルダをエクスプローラで開くように外部ツールを設定。
なお、フォルダが開かれた時に対象のファイルが選択(フォーカス)された状態で開く。
項目 | 設定値 |
---|---|
タイトル | フォルダを開く |
コマンド | %WinDir%\explorer.exe |
引数 | /select,"$(Path)" |
作業フォルダ | $(Dir) |
表示
標準テーマ「iPlastic」をカスタムしている。
白地だとコントラストが高すぎて長時間見ていると目に悪いので、目に優しいように背景色をグレーにしてコントラストを落としている。
フォーカスしている行を見失わないように、フォーカス行はやや濃いグレーを背景色に設定した。
フォントとしてIPAゴシックを使っている。
コーディングに適したフォントはいくつかあるが、個人的には1(数字のイチ)や|(パイプ記号)、l(小文字のエル)、0(数字のゼロ)やO(大文字のオー)が見分けられるものであれば良いかな。
構文追加(Markdown対応)
個人的によくMarkdownを書くので、下記の公式wikiを参考に構文ファイルを追加している。
個人的にMarkdownファイルの拡張子は*.md
としているので、拡張子の紐付けも別途設定する。
構文ファイル - MeryWiki
また、Markdown編集時は#
が見出しとなるので、アウトライン解析できるように下記のとおり設定している(末尾が#
というように半角スペースを1つ入れる)。
これでMarkdownに関連するキーワードが色分けされ、なおかつアウトライン解析された際に見出しがツリー表示されるようになる。
Markdownのプレビュー画面こそないが、軽量のエディタでガリガリ書くにはこの程度の色分けとアウトライン解析があれば十分。
必要であれば外部ツールとしてPandocを呼び出すコマンドを加えてもいいかもしれないね。
余談
以下余談。
前はサクラエディタを使っていたんだ
Mery以前はサクラエディタを使っていた。
上述した機能はサクラエディタでも使えるのだけど、サクラエディタにはちょっと個人的に悩まされている仕様があった。
私はWinキー + 矢印キー
で画面半分をエディタにして、もう半分を別のアプリケーションとすることが多い。この時、別のタブに切り替えたり新たなファイルを開くとウインドウサイズが元に戻ってしまう。
タブを切り替えるたびにこの現象は発生してしまうので、複数のテキストファイルを操作する私としてはこの仕様の改善を期待していたのだけど、どうもWinのこの動作と相性が悪いらしく、解決が難しいようなので絶望的だった。そんな時にMeryと出会った。
Atomとかよりも
最近のはやりのエディタと言えばAtomとかだろうか。
前述した構文ファイルの追加やらアウトラインの解析やらの設定でMarkdownを対象とした設定を行ってはいるが、ガッツリとMarkdownを書くならそうしたエディタを使ったほうが良いと思う。
プレビューとかついてるしね。
テキストエディタというよりも
私の場合、テキストファイルをひたすら書くというよりも、正規表現による文字列加工マシーン、grepによる検索ツールとして使う側面が強い。
CSVファイルもExcelではなく、だいたいこういったテキストエディタで眺めているし。
Meryはそういった意味ではお道具箱みたいなもんで、作業中は私のデスクトップ中でほぼ起動している。
SEやプログラマならこれくらい使って当然だよね。おすすめ。